台北から高鉄(高速鉄路の略、いわゆる新幹線)で約2時間で台南へ。この数年は外国人専用のお買い得パスを利用し、台南を訪れる日本の方が増えている。新幹線の駅は台南市街地からかなり離れているため、無料バス(市街地までの所要時間は約4、50分)を利用する手もあるが、接続時間が合えば、台鉄(在来線)で最短23分で在来線の台南駅に移動出来る。ここは古くから台南の中心地だったため、周辺は見応えがあるスポットやグルメの宝庫だ。まずは徒歩でも15分以内で着く、台湾日和オススメの場所をご案内しよう。
#旭峯號/僾果鮮
まるでタイムスリップしたような古民家カフェ。この佇まいを眺めるだけで、テンションがあがるあがる。もっとレトロな界隈に位置してるかとイメージしてたが、何と車が飛び交う道路からちょっと入ったとこに鎮座している。このギャップも古都台南ならではの楽しみだ。「旭峯號」は家主が昔経営してた金具屋さんの看板をそのまま生かしたもの、現在は古民家保存をする傍ら、「僾果鮮」という簡易的なカフェになっている。半オープン的な店は冷房がなく、店内に座り半分汗だくで飲み物を飲んでたが、この雰囲気の中なら全然気にしない。飲み物は値段の割にお腹がいっぱいになるぐらいサイズが大(L)。搾りたての生ジュースがイチオシのようだ。ぜひここで台南のレトロな(しかも温い)風を感じて下さい。
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営業時間:09:00~18:00(火曜定休、日曜は11:00開店)
#阿和肉燥飯
台南駅の南側にあるロータリーの近くに位置するこの店、肉燥飯は驚異の20元、汁なし茹で魚皮55元、魚肚湯(虱目魚サバヒーのハラススープ)90元。肉燥飯は刻みパクチー入りでいいアクセント。茹で魚皮とスープのハラスは両方とも柔らかく、コラーゲンたっぷりの皮と身のバランスが抜群だ。半オープン的な店は夏で少々暑いが、地元民にご贔屓されてるのがよく分かる。。飾らない、気取らない、変わらない庶民食堂だ。
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営業時間:06:30~15:30
#台湾版「この木~♪何の木~♪気になる木」
台南駅近くの国立成功大学のキャンパス内に聳え立つこの立派なガジュマルの木。思わずあの有名なCMソング「この木~♪何の木~♪気になる木」を口ずさみたくなる。1923年当時皇太子だった昭和天皇が台湾に来られる際に植えられたと言われる。またキャンパス内に日本時代に作られた美しい建物が点在し、現在も校舎として使われている。古都台南はグルメだけではなく、歴史的にもたくさん学べて、楽しめる場所だ。
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